スーツケースの合鍵作製

スーツケースの合鍵を作ってほしいとご依頼がありました。年に数人は、このタイプの鍵を持ってご来店下さる方がいらっしゃいます。

この鍵は不規則な配列で丸みを帯びているのが特徴で、合鍵の精度が悪いと鍵穴にさしても回りません。また、強引に回せたとしても「鍵が折れる、シリンダーが破損する」恐れがあるので注意が必要な鍵です。

オリジナルキー

さて、フラットキーを使い合鍵を作製します。オリジナルキーそのものがスチール製で硬いので、ブランクの選定を考えねばトルク負け（柔らかい材質で作っても回す時ねじれる）してしまいます。

作製途中までは機械に頼りますが、その後は番手上の丸ヤスリを使い手作業で仕上げます。最後にエッジが立っている部分を、鍵穴に入れやすいよう面取りしてバフをかければ完成です。

作製完了

こうしたスーツケースまたは同様の工業用機械の合鍵作製は、混雑時でなければ30～60分で引き渡しが可能です。

なお、他店で断られた特殊な鍵で、合鍵のご相談・受付は必ずオリジナルキーをご持参の上、ご来店下さいます様お願い申しあげます。

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