鍵屋ブログ
まずはお気軽にお電話下さい
0120-338-599お客様からトイレの鍵が突然壊れてしまい困っているとご相談がありました。ビルのなかにある共用トイレで、使用された方が閉じ込められているようです。現場にて確認すると、ケースロックが壊れカンヌキ部分が動かない状態にありました。そうなると、トイレ錠を破錠解錠するしか手段はありません。注意していただきたいのが、 やみくもに壊しても開きませんので専門業者にお願いしたほうが賢明です。
ドアを傷つけないように養生したうえで作業を始めます。20分ほどでドアが開き、閉じ込められていた方を救出できました。ご無事で何より良かったです。
さて、今回は当事者の方がたまたま携帯電話を持っておられたので外部の人間にすぐ助けを求めることができました。もし携帯電話がなければ救出の時間は遅れていたと考えられます。情報を得るに便利な「携帯電話」は、あらゆる場合において時に生命を守る現代社会の命綱なのかもしれません。
私の経験ですけれども、2日間トイレに閉じ込められたままのお客様や30時間浴室に閉じ込められた状態のお客様をお相手させていただいたことがあります。その2件は、ご家族が本人の安否を心配する段階で事故に気付きました。携帯電話が今ほど普及していない15年以上まえの出来事です。
最近はトイレ錠、浴室錠の機能や強度が良くなって、先のような極端なトラブルはまずありません。ただし、人とのつながりが希薄な社会を反映するように孤独死に直面した現場が多くなったのは事実です。
携帯電話を持っていても誰かに「SOS」できなければ、それはただの道具にしかすぎません。道具が人をつなぐのではなく、人の心が人とのつながりを築くのだとそのつど考えさせられます・・・。