鍵屋ブログ
まずはお気軽にお電話下さい
0120-338-599立山アルミの店舗ドアで、アルミのガラスドアにはALPHA製プッシュプルハンドル錠がついています。
築30年は経過していると思われる建物で、お客様からの聞き取りでは店構えも当時から変わっていないそうです。30年以上前のプッシュプルハンドル錠は、ALPHA ㈱アルファ社製のもので、現在では珍しい錠の部類に入ります。
さて、お客様から鍵を紛失してしまったので、すぐに鍵交換をしたい!というご要望と、以前から調子が悪かったドアの開け閉めの修理をお願いされました。
まず、鍵部分である小判型のシングルシリンダーは代替え品にて対応し交換します。問題はドア開閉の不具合です。原因である故障したケースロックは、2004年に生産終了していますし新品交換するにも長期間納期がかかります。ガラスドアをリフォームする手立てを考えましたが、店構えの趣きを変えたくない意向もあって、最終手段ですがケースロック内部の破損した単品パーツを金属加工することにしました。
■施工前———————————-
後日、真鍮で複製したパーツを修整しながらケースロック内部に組み入れ、バネを新品に入れ変えるとハンドル錠が正常に動くようになりました。しばらくは壊れる心配はないと思います。大変でしたが、お力になれて良かったです!ありがとうございました。
30年以上同じ場所にお店があるというのは、本当にすごいことだと思います。店主の魅力や努力が支持されているのはもちろんのこと、変わらない何かがあるからこそお客様はそこに足を運ぶのかもしれません・・・。