鍵屋ブログ
まずはお気軽にお電話下さい
0120-338-599写真のドアは、一般的な事務所の片開きプッシュプル・ガラスドアです。このようなガラスドアは、店舗などの出入り口にもよく使用されています。こうした形体のドアは、侵入窃盗の手口でガラスを割られたり、焼かれたりする脆弱性を持っています。
侵入者がガラスを破ったあとに、室内側のサムターン(つまんで回す部分)を専用工具で回転させれば、ドアは簡単に開けられてしまうということです。
そして、その「ガラス破り」と「不正解錠」にかかる時間はおよそ1分もかからないといわれています。したがって、被害に遭っても極力未遂で終わるように、またはドアを開けられるまで時間がかかるように、ドア錠のありかた(施工方法)を工夫しなければなりません。
■施工前--------------
一か所しか鍵がないので、防犯対策としてバーハンドルの上に、外側も内側も鍵式の補助錠を取付けさせていただきました。
■施工前--------------
この工事のように、補助錠の両側(外側・内側ともに)は1本の鍵で開け閉めする方式です。これは、ガラスを破られたとしてもサムターンがないため室内側に専用工具や手を入れられてもドアを開けられない意図を含んでいます。
なお、ドア枠の方ですがドライバーやバールなどによる「こじ破り」対策として片開きドアには強度のある、防犯ストライクを取付けたりアルミ枠の金物補強をおこないます。親子ドアであるときには、様式にもよりますが鎌デットボルトのケースロックを選定しドア錠の破壊強度を高めるよう注意しています。
余談ですが、長年被害現場を多く見てきましたけれどもガラスのアルミドアに、防犯フィルムを貼っても防犯的本質としてはあまり効果を認められないと考えます。ガラス部分を替えるのであれば、中程度以下の防犯ガラスが妥当です。ただし、施工後に「防犯ガラス施工済み」シールを目立つところに貼りましょう。
そうすることでを判断を躊躇させ結果的に犯罪行動を抑止させることにつなげられるかもしれません。アルミのガラスドアには必ず1ドア2ロックにしていただいています。ご参考ください。
事務所ドアに補助錠を取付ける施工例でした。