鍵屋ブログ
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0120-338-599写真は 築16年 YKK 高級玄関ドアで、錠はスチールプレスのサムラッチ錠がついています。錠前のメーカーは、MIWA ミワロックです。
サムラッチ錠は、ハンドルを握って親指を押さえながらドアを開けるのが特徴です。経年経過すると、その親指のトルク(押して跳ね返る強さ)が無くなるので、ドアの開け閉めに苦労します。原因は様式・型式によって様々ですが、トルクが弱いとラッチと呼ばれる部分にドアの荷重がかかるため、そのまま使い続けますとたいていが故障します。最悪はそのラッチをコントロールできなくなり、ドアが開かなくなることがあります。
力任せにドアを開け閉めするのは危険ですので、「変だな?」と感じたら鍵の専門店で一度確認してもらったほうがいいでしょう。
こちらの現場ではドアクローザーが正しく機能していなく、ドアを閉めるのに「バァ~ン!」と、ものすごい音を立てていました。そうすると当然、錠にかかる衝撃は相当な力なので、そうしたことが重なって不具合を起こしたのかもしれません。
工事を始めるにあたって扉が傾いていましたので、まず玄関ドアを外して吊元と扉枠の調整をしました。そしてドアクローザーをドアの重さに適したものに取り替え、次にサムラッチ錠のケースロックのみを新しく交換するとすべての不具合が正常に戻りました。ついでにピッキングに弱い鍵でしたので防犯性の高い鍵に上下2か所、鍵の交換もして工事を終えました。
御客様は長年「大きくて重い、鍵がかかりにくい、ドアが開け閉めしにくい」玄関ドアに本当に悩まされていたようで「これで安心できて良かった」とおっしゃてました。
考えようによっては玄関ドアをリフォームするより安く済みますし、エコにもつながるので弊社もこうした工事は大・歓・迎です!!!