鍵屋ブログ
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0120-338-5993、4、5月は、金庫の買換えや新規でのお買い求めになるお客様が多くなります。理由は、引っ越しシーズンや法人先様の決算時などが関係していると思われます。転居に合わせ金庫を購入されるお客様もいれば、会社の予算で防犯設備を整える一環に防盗金庫を設置するお考えのお客様もいらっしゃるわけです。しかし、そのほとんどは一般のお客様であり、共通した認識として「大事なモノは自分で管理する」といった防犯心理の高さをうかがうことができます。
金庫は「火災から守る耐火性能の高い耐火金庫」と「破壊や盗難を防ぐための防盗金庫」に分けられます。耐火金庫には、デジタル記録媒体や古書・古文書・重要書類を保管し、重量や頑丈さを持つ防盗金庫には現金や貴金属類を保管するといった使い分けをしている方もいらっしゃいます。
以前は金庫を購入されるのに、そこまで厳密な考え方はされませんでした。それは、東日本大震災で津波によって流され発見された約5800個ほどの「漂流金庫」が少なからず関係しています。漂流金庫に入っていた99%以上ものお金が持ち主に返還されたなかで、自分の金庫が見つからず悔しさを噛みしめる思いをした被災者の方も多かったのです。
つまり、状況にもよりますが比較的重量が軽い金庫は津波に浮き流されてしまい発見されなかったことになります。こうした経緯もあって、津波や水害に流されにくい金庫をという考えが見直されたわけです。
したがって、ご家庭で使用される金庫は最低でも50~60㎏以上なければなりません。また大切な書類やデジタル記録媒体などは、防水ケースを活用するなどの工夫を必要とします。それは漂流金庫の内容物が水や泥によって形を損ねたり、持ち主の特定判別がつきにくかったからです。
これまでは、ただ家庭用金庫と業務用金庫という違いだけで購入の判断にされていましたが、今後金庫をお求めになる時には、どこに置くのか、何を保管するか、そしてどのような金庫が妥当かをしっかり選択することが大事になります。
「耐火金庫」と「防盗金庫」について話をさせていただきました。