竹内金庫 鍵開け

御客様から金庫を開けてもらいたい！と依頼がありました。

相当古い金庫らしいのですが事前に情報をまったくいただけなかったので、まずは現場調査へと伺います。

こうした場合、変な先入観を持たずに仕事にあたれるのでかえって良かったりすることがあります。

さて・・・その金庫を拝見すると竹内金庫でした。

竹内金庫

５号サイズの小豆色ボディに、八咫烏（やたのからす）のエンブレムが入っています。

鍵は無く、ダイヤルの番号もわからないということなので時間も料金もかかることを伝え、了承していただいたので早速金庫を開ける作業にうつりました。　（※壊さずに開ける作業です）

鍵は管キーで錠は押し回し式だったので、何本かある試し鍵であたりを探りながら再製します。

問題は、イロハニホヘト式のダイヤル錠です。

最終的に金庫を開けて解りましたが、３枚座の可変式でけっこう錆びてました。

レバーは天地向きのハンドルで、なかなかダイヤルを探るのに苦心しまして１０時間くらいかかりました。

余談ですが裏ぶたの年号記載は昭和２８年とありました。

ですが、経験からしてもう少し古いのではないか？と考えます。

いずれにしても最後は合掌して、御客様に無事引き渡しいたしました。

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