アンティーク家具 李朝時代の長持 衣装箱 横穴鍵型錠 鍵開け / 東京都 練馬区

李朝時代の朝鮮長持（衣装箱）についていた、横穴式鍵型錠（以下朝鮮錠）の解錠作業（鍵開け）をさせていただきました。長持の保存状態は良く、持ち主である方が大事にされていたことが一目で分かります。しかし肝心の鍵が無く、長い間開けられない状態だったようです。この長持のかぶせ蓋には立派な「く」の字の飾り金具があって、そこに真鍮でできた朝鮮錠がついていました。シンプルに見える朝鮮錠は内部が十字型の羽根式になっており、乱暴に開けようとすると破損する確率が高いものです。年代物なので取り替えがきかないですし、構造を理解していないと解錠に手間取り、下手をすると部品を傷めて全く開けられない状態に陥ります。今回は幸いにも以前、ある美術館様で同じような朝鮮錠を解錠した実績があったので、比較的短時間で作業を終えることができました。無事にお客様のご期待に応えることができて良かったです。当日、いろいろとお気遣いいただいたお客様、ほんとうにありがとうございました。

赤丸部分が朝鮮錠で、ガッチリ施錠されています

横穴式鍵型錠（朝鮮錠）の側面（赤い矢印）から鍵を入れて解錠するタイプです

錠内部の羽根に合わせて細工した鍵を作成します。一度で開くことは稀なので、錠が外れるまで根気よく少しづつ微調整していきます

外れた錠

江戸時代、明治時代、大正時代に使用されていた宝箱、衣装箱、船箪笥、銭箱、刀箪笥の鍵開け、蔵の引戸錠、和錠などの鍵開けでお困りな時は、さいたまロックセキュリティ株式会社へお気軽にご相談ください。

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