鍵屋ブログ
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0120-338-599昭和30年前後のものと思われる風間金庫 (kazamasafe カザマセーフ)です。すでに製造されていない珍しい金庫で、関東圏では公的機関先様や法人先様などで稀に拝見することがあります。
さて、お客様からその風間金庫のダイヤル番号が分からなくなってしまい金庫を開けられないので困っているとご相談がありました。セロハンテープでダイヤル部分が動かないように固定してあり、いつもは鍵だけで開け閉めしていたようですが、突然開かなくなったとのことです。
解錠作業に入りダイヤルを探ること2時間ほどで金庫が開きました。お客様は「ダイヤルは十年以上も回したことがない?」とおっしゃっていたので、正常に動くか少し不安でしたし、微妙に重たい感じはありましたが作業が完了いたしました。
お客様によると数件の鍵屋さんに来てもらったが、解錠するにはダイヤル部分を壊すか、金庫の扉にドリルで穴を開けて解錠する方法しかないと言われたそうです。そうなると使えなくなった金庫の処分と新たに金庫を購入しないといけない負担に、お断りしたとのこでした。
※参考までに、200kgぐらいの耐火金庫ですと搬出費と処分費をあわせると40,000~50,000円程度かかるでしょう。
弊社の判断は99%(1%は故障などで無理)が無傷でダイヤル解錠が可能です。けれども標準ダイヤルのほかに、クラッチ式ダイヤルが存在するので、ときに解錠作業を苦しめる場合があります。したがいまして通常の金庫より解錠時間もかかり、料金も業務用金庫と同じように高く設定されていることをご了承くださいますようお願いいたします。
理由があって金庫に何らかのダメージをくわえなければ開けられないという他社の判断は「正論」でありまして、鍵屋さんを責めることはできないのが現実です。ただ、お客様側からすれば無傷で金庫を開ける行為(作業)こそが、求める「正解」だったわけで貴重な金庫ゆえに、お客様の判断に誤りはなく賢明であったと考えます。