鍵屋ブログ
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0120-338-599Delica LEO デリカレオ業務用金庫のスーパーダイヤルBOXタイプ開錠と、壊れたスーパーダイヤル錠から別の百万変換ダイヤル錠へ取付け直した工事例です。警備会社様が紹介してくださり、弊社にご連絡いただいたお客様から「鍵があってダイヤル番号も分かっているのに何故か?金庫が開かない」とご相談がありました。その後の説明では「数件の鍵屋さんに来てもらったが扉を何とか開けることはできても、元通り使える保証はなく、最悪は金庫自体を廃棄しなければならない」といった提案を受けたため、その是非を問うご相談でもありました。
早速現場で問題の金庫を開けようとしたところ、やはりダイヤル錠が壊れているため開きませんでした。調べていくと、シリンダー錠(鍵はECキー)に異常はなかったのですが、番号を回し合わせる途中でダイヤル内部で空回りしている感じに気付きます。じつは過去にこの金庫と同じような問題が起きて開錠した経験があるのですが、所見だけではダイヤル錠に何らかの不具合があって、扉が開かない状態であることしかわかりません。こうした場合、開錠作業に着手しなければ判らないことも多く、その状況によって対処の方法もまったく異なります。つまり、やってみなければ判らないので、他の鍵屋さんが云っていた事情も間違いではないのです。そこで、お客様のご希望に沿うよう「開錠後も金庫は今まで通り使える」ことを条件に鍵開け作業をすることになりました。現場で色々とご配慮くださたお客様、本当にありがとうございました。
さて、作業手順としては特殊な方法でダイヤル錠の回転する座板4枚+1か所を少しづつ合わせながら開錠いたしました。この金庫に関しては強引にBOXの裏ふたを落としたりすると作業がとても厄介なので、時間はかかりますが最小限のリスクで扉を開けるよう努めます。そのあとは同じ不具合が起こる嫌いを考慮して、別製品の百万変換ダイヤル錠に取り替えました。
問題の扉が開かなかった原因は、ダイヤルの円盤座を回すプラスチック製の白い小さな歯車が割れて欠けていたせいでした。それにより回転する座板が正常に動かなかったと思われます。歯車が壊れた理由ははっきりとはわかりません。ここでお話しできるのは、このスーパーダイヤルの故障を防ぐ方法は、とにかくダイヤルを「ゆっくり回すこと」が大切ということです。無理に力を入れて早く回したり、扉がキチンと閉まっていない状態でダイヤルを強引に回すと故障につながることが、お客様からの聞き取りでわかっています。
Delica LEO の金庫トラブルで鍵をなくした、ダイヤル番号がわからない、故障して扉が動かないなどでお困りなときは、さいたまロックセキュリティへお気軽にご相談ください。