鍵屋ブログ
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0120-338-599写真のディンプルキーは、ブリジストン自転車の鍵です。
これは「パークロック」タイプの鍵で、現行の「一発二錠」タイプと「サークロック」タイプのディンプルキーとは仕様が異なります。
お店に「鍵のぬきさしがしにくいんだけど、何でなんですか?」と御相談者が多いのがこの「パークロック」で、なかには折れた鍵を持って来られる方もいらっしゃいます。
不具合が起きた直接原因はお客様によって様々ですけれど、それらを引き起こす要因に、ある類似点があります。それは汚れです。正確には、土埃と機械油が混ざり合って固まった汚れです。
鍵穴や錠のカンヌキまわりなどにその汚れが固着すると、ネバネバした状態になり鍵(錠)が正常に動きにくくなり結果、部分的に錆びたりして故障の原因になるということです。
最悪なのはその汚れを拭き取らずに、重ねて浸透系潤滑剤を差すことです。一時的には問題は解決するかもしれませんが、かえって逆効果ですので注意しなければなりません。
ここでいう「汚れ」は頑固なので、まずCRC556(錆を落とす油)などを吹き掛け時間をおいてから、金ブラシで汚れや錆をよく取り除き、最後にパーツクリーナーで(もしくはブレーキクリーナー)洗い流します。その後、錠には温度変化に強いミストグリース、鍵穴には揮発性のドライ系潤滑剤などをさせば、新品時までとはいきませんが格段に回復します。
ポイントは、仕上げに余分な潤滑剤をキチンと拭き取ることと、鍵穴にグリースや556などの機械油を絶対に差さないことです。また、鍵を見て黒く汚れているようでしたら、使わなくなった歯ブラシで定期的に洗うことも忘れないようにしてください。