鍵屋ブログ
まずはお気軽にお電話下さい
0120-338-599パンヘッドのハーレー・ダビッドソンです。
今でも、この1960年前後のデュオグライドは根強い人気を誇る車種といえます。
さて、お客様からご相談を受けて、この車両の鍵無作製をさせていただきました。購入時に鍵は無かったので、ずっと気になっていたとのことでした。作業は、メーター下のON・OFFレバー部にあるイグニッション・シリンダーと、ハンドルロック・シリンダーの鍵(IG・HLともに片側がギザギザした鍵)を復元します。なにしろ、何十年も前のパーツですから取替えがききませんので、慎重に鍵穴を覗いて段差を探ります。
つぎに、加工して作った鍵穴に合う調整専用のブランクキーを使い、正常に回転する鍵を完成させます。他車と異なるハンドルロック・シリンダーは、アクション(動き)とホールド・ポジション(留め)に多少のクセを持つので、無理せず時間をかけて作業します。最後に、複製したレプリカキーをもう一度調整して、シリンダーとの合性を高めれば終了です。デュオグライドなどの鍵無作製は、そのシリンダー錠部分の状態にもよりますが、おおむね1時間から2時間ほどかかる作業です。
オールド・ハーレーの鍵無作製(鍵が全く無い場合)は、車両状態(錆や部品破損など)によって作業内容が大きく変わります。目には見えない故障箇所(電気系統含む)がある?可能性も少なくありませんから、その実車のシリンダー錠や周辺部位を作業前に、何度も注意深く確認する必要があります。
ハーレー・ダビッドソン デュオグライドの鍵無作製でした。
車体を支えて、作業に御協力くださったオーナー様、本当にありがとうございました!!