鍵屋ブログ
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0120-338-599平成10年頃のYKK玄関ドアPTシリーズで、一部製造中止になっているGOAL 社製レバーハンドル錠がついています。鍵交換の理由は、
①経年劣化による鍵(抜差ししにくい・重くて回しにくい)
②レバーハンドル(結合部劣化によるグラつき)の不具合を改善したい
③防犯性能を高める
のが目的です。
■施工前--------------
まず、主錠のハンドル錠を外して切り欠け穴がどうなっているかを調べます。
困ったことに、見込み寸法よりかなり大きく加工しているのでメーカー指定の代替え品を使用しても、元々の穴をきれいに隠すことはできません。つまり、取り付かないことを意味します。しかし、それも想定内で以前にも同じドアシリーズの工事実績が数件ありましたので、他社サッシメーカーの資材を使って加工工事をすることになりました。
加えてこのシリーズは、最初から補助錠がドア下(主錠・レバーハンドル錠の下)に取付けられていることが多いため、鍵を開け閉めするさいに家人は、身体を前かがみにするしかなく不便でした。今回の工事で操作性を良くするため、補助錠の位置を主錠より上の部分に設定し、下枠から140㎝の高さに新規取付けいたします。これで、直立時に目のとどく範囲になるので、鍵の施錠・開錠も楽になります。
■施工後--------------
交換部品は玄関ドア錠の高低バランスと見た目を考慮し、
①主錠と補助錠ともに リクシルOEM 美和ロック社製サムラッチレバーハンドルセットにしました。
②MIWA サムラッチ用エスカチオン金物とドア側面のYKKフロント用化粧板を使用します。
③シリンダー(鍵の部分)は防犯性能が高いロイヤルガーディアンを選択し、1本の鍵で上と下の鍵を開け閉めできるように組み換えて取付けます。
こうした工事は「後付け工事」なので、現場で綿密に寸法計算してから行っています。新規取付けよりも難しい工事ですけれどシンプルに加工いたしますし、仕上がりはキレイなので大変好評です。築年数が経っていても玄関ドアの状態が良ければ、ドアリフォームするよりも無駄なく安価で済みますので経済的といえます。
YKK玄関ドアのレバーハンドル錠からサムラッチ錠に交換取付けした工事例でした。