鍵屋ブログ
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0120-338-599写真の玄関ドアは、すでに生産終了している ㈱川口技研 GIKEN のアルキングシリーズです。玄関錠は、サムラッチハンドル錠 (親指で押しながらドアを開けるハンドル錠)がついています。
ケースロックは、本締錠ではなくチューブラとラッチが独立して機能するタイプです。今回その「ラッチ」と呼ばれる部分が正常に動かなくなり、ドアの開閉に支障があるためトラブルになる前にサムラッチハンドル錠を全部交換することとなりました。そのまま使用していると部品が完全に壊れドアを開けられなくなってしまいます。
さて GIKEN 川口技研の玄関錠は現在生産していませんので、 MIWA ミワロックのサムラッチ錠にて代替取付工事をいたします。工事にあたりフロント部分の切欠け穴などを、代替品に合わせて加工するのに時間がかかりますが写真のようにキチンと収まります。
またドアの外側・内側のハンドル部分も元のハンドル錠の痕跡をうまく隠して違和感なくキレイに交換できました。今後15年はトラブルなく使用できるはずです。
サムラッチ錠と呼ばれる商品は、35年ほど前より各メーカーから供給されてきました。「昭和」の時代を感じさせるこれらの装飾錠は、どこか懐かしさを覚えます。そのお宅の歴史が刻まれた玄関ドアと古びた装飾錠は、使用感は別として案外いいものではないかと私は考えます。