トーヨーサッシ BESTサムラッチ錠の鍵交換

写真の玄関ドアは1976年に建てられたトーヨーサッシ(現.LIXIL リクシル）ロイヤルアルミドアです。ロイヤルドアは高級玄関ドアの部類にあたり、1975～1983年(製造終了)まで販売されていました。ドアには鋳物のサムラッチハンドル錠と、飾り座付きの補助錠がついています。
上と下のケースロック及びシリンダー(鍵をさしこむ部分)は、BEST社の刻印があるOEM製品です。

お客様からこのサムラッチ錠の調子がおかしいと、ご相談がありました。主錠の施錠・開錠ができなくなり、上の補助錠だけを使用していたようですが、それも最近になって動きが悪くなったようです。
現場にて調べてみると、上下ともにケースロック内部で部品が故障していました。

■施工前－－－－－－－－－－－－－－

鋳物のサムラッチハンドル錠と、飾り座付きの補助錠

扉の外側に「トーヨーサッシロイヤル」のプレート

■故障した部品－－－－－－－－－－－－

【主錠】左：新しいケースロック　右：故障したケースロック

【補助錠】上：新しいケースロック　下：故障したケースロック

経年劣化が根本的な原因ですが、40年近く不具合がなかったのは玄関ドアまわりを長年適度にキチンとお掃除されていたからだと思います。さて、故障したサムラッチ錠と補助錠の一式全部を、代替え製品に交換させていただきました。

ロイヤルアルミドアの状態は悪くありませんので、現状維持となります。

主錠のサムラッチハンドルを取付けるには加工がともないますが、写真のようにキレイに原状回復することができます。

■施工後－－－－－－－－－－－－－－

これは大袈裟な玄関ドアリフォームをしなくてもすむ、代表的な工事例です。

トーヨーサッシ ロイヤルアルミドアのサムラッチ錠全部交換取付け工事例でした。

Tweet