WEISERワイザーの鍵交換

WEISERワイザー製、輸入玄関ドアハンドル錠の全部交換取付け工事例をご紹介します。
外国製錠であるWEISERは外ハンドルがサムラッチ式で室内側はドアノブ式のものがポピュラーですが、まれにオーセンティックシリーズと呼ばれる鋳物でできたレバーハンドル錠などがあります。

WEISERに多い不具合は「シリンダーのテールピースと呼ばれる部品がねじれたり、破断したりして鍵の開け閉めがしにくくなる、鍵がまわらなくなる」ことが多いです。そうした故障は、建付けが悪くドアがキチンと閉まらないことや、デッドボルトやラッチ部分が戸枠のストライクに正しく入らないこと（ドアを押したり・引いたりしないと施錠・開錠ができない状態）が原因だと考えられます。

現在、WEISER は取扱いがないため、代替え品である Kwikset クイックセットウルトラマックスシリーズ製品を使って工事をさせていただいています。先々のメンテナンスを考慮したうえでの判断です。たいていの工事がそうですが、古いドアハンドルを外して、交換部品が簡単に取り付けられるものではありませんので、一般の方がご自分で修理・交換をするにはある程度の知識が必要です。

また、製品の個人購入に関してですが類似品にはくれぐれもご注意ください。

鍵は写真の四角いキーヘッドタイプと丸いキーヘッドタイプがあります。

■施工前－－－－－－－－－－－－－－

①外側　サムラッチハンドルとシリンダー

②内側はドアノブ式、ドア側面部分のプッシュインタイプのデットボルトとラッチ

③旧式のプッシュイン・デッドボルト

④旧式のプッシュイン・ラッチ

■施工過程－－－－－－－－－－－－－－

⑤ハンドルおよび錠を外す （ドアに擦れた傷が目立つので補修する）

⑥デッドボルトとラッチを外す　（ドア側面のひび割れを木工パテにて補修する）

⑦加工・補修した後に仕上げ塗装のため養生をする

⑧施工前のストライク部分２か所

■施工後－－－－－－－－－－－－－－

⑨デッドボルトのストライク

⑩ラッチのストライク

⑪側面　旧式プッシュイン部品からフロントタイプ取付け（目立ったひび割れも自然な感じで仕上がりました）

⑫外側

⑬内側　ドアノブまわりにあったスチールの摩耗痕も自然な感じに

このような工事のポイントとしてドアの塗装をうまく仕上げるコツなのですが、最後の塗装を補修したドアの局部へ吹き付けるとき微妙な使用感を出します。つまり、わざと汚れているような感じにするわけです。

あまりにもキレイに塗装してしまうと、全体的なバランスに違和感が生まれるからです。

弊社では、ホワイト色・マホガニー色・チーク色・Rオーク色と計４種ご用意があります。

WEISER ワイザー 輸入玄関ドアハンドル錠を取り外し、Kwikset クイックセット製品を使っての全部交換取付け工事例でした。

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