アンティーク家具 机の鍵開け ライティングビューロー / 東京都 目黒区

デンマーク製と思われる北欧家具でライティングビューローの鍵開けと鍵無し作成をさせていただきました。家具の鍵を紛失して机板と下の扉の開閉ができない状態です。

作業はまず、鍵穴からファイバースコープ（内視鏡）を入れて、錠（鍵）の構造と傷み具合を確認します。古い部品が取付けられていることの多いアンティーク製品に強引な鍵開け作業は禁物です。

とくにレバータンブラーと呼ばれる部品の破損につながるので、弊社ではピッキング解錠はしていません。

アンティーク家具や美術品などの錠前のほとんどは替えが利きませんので、手持ちにある50種類位あるサンプルキー（管鍵・棒鍵）を使い解錠作業をおこないます。

その中で感触の手応え（鍵の回転）が確かな物をベースに、少しずつ鍵を削り出して家具に合った鍵を復元していきます。

それでも錠の経年劣化や内部部品の消耗度によって個々に「クセ」があるので、完成した棒鍵・管鍵は単純に見えますが、どれもが繊細です。現に下の写真の机は同じ鍵で開閉が可能なのですが、はじめの段階では上の机板の鍵は開け閉めできても、下の扉の錠はビクともしないといったことが起こります。

再度、内視鏡で錠の内部を確認しながら、上下同じ鍵で開閉できるように細かく仕上げていきます。

最終的に鍵を入れてからグラつかない定位置で鍵がスムーズに回転すれば鍵無し作成作業は終了です。

いろいろとお気遣いくださったお客様、誠にありがとうございました。

アンティークライティングビューロー　　赤丸は錠前部分

下の扉の錠前部分

アンティーク家具の鍵をなくした、鍵を開けたい、鍵がないので扉を閉められないなどでお困りな時は、さいたま市大宮区にお店がある鍵屋さいたまロックセキュリティ株式会社へお気軽にご相談ください。

そのほかのアンティーク家具作業実績例は弊社ホームページ鍵屋ブログのこちらをご覧ください。

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