GMC バンデューラ 鍵無作製

GMC バンデューラ・スタークラフトの鍵無作製をさせていただきました。鍵無作製とは、車の鍵がまったく無い状態から復元する作業のことです。オーナー様からの聞き取りでは、数件の鍵屋さんに来てもらったけれど出来なかった？と、事前に説明を受けています。

さて、現場で運転席側ドアの鍵穴（シリンダー）を覗いて確認すると、タンブラーが正常に動きません。鍵はかろうじて差し込めますが回らない状態です。結果的に、鍵内部スプリング（バネ）の不具合が原因であることがわかりました。消耗というよりは、何らかの外的要因で壊れた可能性が考えられます。

すでに、GM用の鍵違いトライアウトキー（数百本の専用鍵から車両に合う鍵を探す解錠工具）を使って、他の鍵屋さんが挑戦してダメだったことは分かっていますので、助手席側ドアのシリンダーからサイドバー解錠工具を差し入れ、段差を読み取ります。その後、予測した鍵の調整をくり返しながら正確な鍵を仕上げていきます。

つぎに、不具合がある運転席側ドアのシリンダーを外して、故障箇所のタンブラーとスプリングを新しい部品に組み替え、元に取付け直したら作業は終了です。夜間で作業効率が上がらず時間がかかってしまうなか、現場でブゥ～～～ンブンと纏わりつく蚊の攻撃はすさまじく！仕事とは違った意味での格闘の夜であ・り・ま・し・た・・・。

いろいろと、お気づかいくださったオーナー様、本当にありがとうございました！！

GMC バンデューラ VANDURA スタークラフト鍵無作製についてでした。

Tweet